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武装衝突10周年ワンマンライヴシリーズ神戸編ライヴ

武装衝突10周年ワンマンライヴ

武装衝突
OPENING GUEST JUNIOR BREATH

LIVE REPORT

武装衝突10周年、その日その場所でのライヴ。 いよいよ神戸Varit.のワンマンライヴとなった。 メンバーはどのような想いで今日を迎えたんだろうか。 過去の見てきたライヴとそういう思慮を交えながら、神戸Varit.へ到着した。 表のカンバンを撮影している人もおり、ファンの想いも様々だろう。 ライヴハウスの扉を抜けると目の前にはずっと使っていたバックドロップ(フラッグ)が貼られていた。 丸いスカルロゴは「いままで」の象徴の一つ。 そしてその向こうに見えるバーカウンターには、ファン一同から贈られたバルーンフラワーも見える。 本当に、この日が来たんだなと強く意識してしまう。

オープニングゲストのJUNIOR BREATHが熱いライヴでフロアを十二分に暖めて、いよいよ武装衝突の登場。 ステージセッティングが行われているなと思っていると会場は暗転、スクリーンに映像が映し出される。 結成から現在のメンバーになるまでの写真がスライド式に映し出され、そして現メンバーになってからの怒涛のライヴスケジュールが流れる。 4人のコメントがあり、いよいよSEが神戸Varit.に響き渡った。10周年記念ワンマンライブ神戸編「はじまりの唄」のスタートだ。

ドイフミオ、えの、ハクイダイスケの3人がステージに登場する。SEからの音が鳴り響き、煤城ダイもステージに現れた。 1曲目はやはりというか、いきなりテンションがあげられる武装衝突が結成して最初に制作されたといわれる「労働者」で幕を開けた。 立て続けに次の「アガる」と定評ある初期からの人気曲「左利きケニー」へと流れ込んだ。 ここでバンドの「本気」を感じたフロアは一気にヒートアップ。

オリジナルメンバー、とくにヴォーカルでリーダーとしてバンドを10年間牽引してきた煤城ダイの表情は、いつものような迫力あるものに加え、感極まっているようにも見えた。 また、お客さんにも楽しそうに笑っているようで泣いている、泣いているようで楽しんでいるような表情がみられた。 これはオープニングの映像にもあったように、泥にまみれるような境遇で「それでも!」と常に踏ん張り続けたバンドがようやくここまできたという「事実」そのものではないだろうか。 想いの深さそのものではないだろうか。 そんな場面がこの日は特に見られて、バンドとファンの信頼関係が垣間見れていた。

また、この日のハクイダイスケの衣装として福岡ワンマンでも着ていた革ジャンを着用。背中に今までの武装衝突で使っていた丸いスカルロゴが手作業でペイントされている。 「途中参加の自分が今日このステージに立つことは、歴史を背負う事。オリジナルメンバーが背負ってきたこのロゴを実際に背負うことで自分を引き締めたいんだ」と言っていた。 そういう衣装一つとっても、色んな思いがあるようだ。

前半でロールのドラムビートが気持ちよく慌ただしくも楽しい新曲「ロクデナシ賛歌」と、武装衝突には珍しいミドルテンポの優しい新曲「365の星空」が披露された。 そう、この日は6枚目のアルバム、「SWEET 10 PUNKROCKER'S」のレコ発でもある。 トレーラーで先行して曲の一部が流れていたものや会場のBGMで使われてたのがいよいよ本格披露! この曲調の振り幅の広さはこれからの武装衝突に期待できると感じれた!

ワンマンならではの見どころで、普段やらないレアな曲が聞けるという事もある。 この日は現メンバーになってから初めて披露された「混沌のナイフ」だ。 また、もう1曲。「ラバー4ソウル」。 今年に入ってトレードマークの一つだったダイのラバーソールがドクターマーチンのブーツに変わっていたが、この日をラストにすると宣言してラバーソールでステージに立っていた。 「大好きだ!そしてさらば!」と叫んで始まった。 こちらも現メンバーではほぼ演奏のない楽曲だという。

そんなレア曲披露もはさみ、中盤に差し掛かるころ、ステージからダイが去る。ワンマンで定番となった3人コーナーだ。 ハクイのギターが暴れまくるハードロック風にアレンジされた「Pipeline」、3人での「陽のあたる場所、野に咲く時間に」が演奏された。 そして「RISE UP!」につながり、再び煤城ダイが登場。 勢いよく飛び出してきてそのまま「GET UP BOY!」へ。 キャッチーなメロディーとハードなリズムの人気曲でフロアは爆発。 ダイにつられ、観客もモッシュやダイブが飛び交う。 「あぁ、パンクってこういう感じだったな」と思い出させてくれる光景だ。 神戸の地で生まれ育ち、今なおここに立つパンクロック。それが”武装衝突”なんだろう。

メンバーのMCもそれぞれ感慨深いものであった。 中でもこの後半でのMCは、煤城ダイがえのと共にスタートした10年前にふれ、そしてえののメンバー紹介を行った。 続いてドイフミオの紹介。「これ、アンコールとかでするやつちゃうん」とドイに突っ込まれもしたが、恐らく感極まってのものだろう。 良い表情をしていた。ハクイの紹介は「どうしようかなー、しないでおこうかなー」などと笑いを誘いもしたが、本当に今ここに立ててる事が嬉しいんだろう。 多くのお客さんは、笑いながら涙していたように思う。

10年前のこの場所を思いださせるような「ホームタウン」から、「Go Ahead」と淡々と胸を打つ「WORKER'S HERO」などミドルな曲から、哀愁漂いつつも盛り上がる「さらば青春の光」で後半は盛り上がった。
最後のブロックで披露された新曲の一つ、「サニーサニー」はライヴでのプレイ回数はまだ少ないものの、キャッチ―なロックナンバーのためオーディエンスの反応も上々。 恐らく初めて聞いた人も多かったとは思うのだが、もはや定番曲並のコブシの上がり方、盛り上がり方だ。
こういう力が彼らの10年間だ。

「サニーサニー」という新しい彼らのアンセム、そして昨年から定着した「千年歌」、そしてダイの「ありがとう」という一言を挟みワンマンタイトルにもなっている「はじまりの唄」で本編が締めくくられた。
ワンマンでこれだけの熱量のライヴをやった後なので、当然のようにアンコールがかかる。 衣装を10周年のTシャツに着替えたメンバーが再びステージに登場。
アットホームな雰囲気のMCから、煤城ダイがマイクスタンドをフロアにたて「俺もそっちで歌う」といってステージを降りた。

「俺たちの旅はまだまだ続く!」と声から始まった「旅人行進曲。フロアでぐるぐると行進をするように歩き回り、それにお客さんもついていく。 色んな所で肩を組んだりコブシがあがったり歌ったり。はちゃめちゃな状況になってしまっているが「楽しい」という笑顔は最高峰だ。 そんなピースな雰囲気も曲が終わり、「神戸ナイトロッカー」へ続く。やはり、この神戸のライヴでこの曲は、本当に映える。 そしてアンコールラストとなる「NEW RISE」では、ダイブやモッシュに加え、ステージダイブも連発。盛り上がりは最高潮を見せた。

そして二度目のアンコール。すでに新譜「SWEET 10 PUNKROCKER'S」で発表されていた3曲の新曲の他に、実は4曲目があったようだ。 ここでも新曲が披露された。「2007」というタイトルで、結成から今までの想いを語った曲だそう。 哀愁感も漂う気持ちががっつりこもった曲に感じて、当然初めて聞いたが涙腺が刺激された…。 ちなみにこの日入手したアルバム「SWEET 10 PUNKROCKER'S」のクレジットされていない14曲目に収録されていたりしないかと思ったが、残念ながらきっちり13曲で終わっていた(笑)

本当のラストは「BUSOU MY WAY」。「2007」でバンドの10年を振り返るような曲から、「俺たちの道はこれなんだ」と言わんばかりのセレクト。 「らしさ」しかないような展開で、武装衝突10周年記念ワンマンライヴ神戸編「はじまりの唄」を締めくくった。

最後の曲が終わってからステージに幕がかかり、会場は暗転。新譜リリース、物販でのくじ引き、新曲披露、レア曲披露などさんざん詰め込まれた武装衝突からの最後のサプライズとして、新しいMusicVideo「サニーサニー」がスクリーンに映し出された。 すでに今現在Youtubeにて公開済みとなっているが、暗闇の中で演奏される映像に会場はどよめく。約5分の映像をもって、この日は終了した。

2017年7月28日、この神戸Varit.「はじまりの唄」のワンマンをもって、各地でのワンマンライヴは終了。 武装衝突の2017年、ラストのワンマンはいよいよ12月30日のBIG CAT「世界最低のI LOVE YOU」1本となった。 沢山の人のメッセージを背中(フラッグ)に背負い、たくさんの人に応援ボードという形で協力してもらい、たくさんの人に背中を押されている12月30日BIGCATへの挑戦。

たくさんの人の、今現在インディーズという立場でライヴハウスで頑張っているバンドや、それを応援するファンたちの「希望」になっているのではないだろうか。 「2007」の演奏中、私はそんなことを思った。
7月28日神戸Varit.あの「はじまりの唄」を目撃した、12月30日BIGCATに来場する理由はそれで十分だ。

彼らの存在こそが「光」なのだから。

01.労働者
02.左利きケニー
03.SUMMER RED HOLIDAY
04.ロクデナシ賛歌
05.WORKING A GO GO
06.ラバー4ソウル
07.LIFE IS PUNKROCK
08.365の星空
09.PUNKROCK VIKING
10.混沌のナイフ
11.ワーストライフ
12.Pipeline
13.陽のあたる場所
14.RISE UP

15.GET UP BOY
16.ホームタウン
17.WORKER’S HERO
18.さらば、青春の光
19.サニーサニー
20.千年歌
21.はじまりの唄

en22.旅人行進曲
en23.神戸ナイトロッカー
en24.NEW RISE

en25.2007
en26.BUSOU MY WAY

ROAD TO BIGCAT 武装衝突 01/21 池袋Adm 「激情交差点」 03/11 福岡ZERO 「パンクロックと君と僕」 05/27 名古屋SOUL KITCHEN 「逆境の中で見た光」 07/28 神戸Varit.「はじまりの唄」 12/30 大阪心斎橋BIG CAT「世界最低のI LOVE YOU」

10周年ワンマンシリーズ

2017/1/21(Sat)
池袋Adm
2017/3/11(Sat)
福岡ZERO
2017/5/27(Sat)
名古屋SOUL KITCHEN
2017/7/28(Fri)
神戸Varit.
2017/12/30(Sat)
大阪心斎橋BIG CAT
2017/12/30(Sat)
大阪心斎橋BIG CAT